喘息の改善のための自然な治療方法と薬の副作用の関係について

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喘息が治るとは?

喘息は完治させるのが難しい病気とされていますが、実際には喘息を持っている方の中でも治ったといえる状態の人もいます。これは小児喘息を発症し、大人に治るケースが多いといわれています。大人ではじめて喘息にかかった場合は完治させることは難しいことが多いようです。

 

喘息が治るとは症状が数年にわたり出なくなったということは判断基準としてもちろんのこと、本当に炎症が改善されているのか知る手段もあります。喘息が治ったといっても、喘息にかかりやすい体質を完全に取りのぞくことは難しいため、治ったとは100%の完治ではなく、長期的に発作が起こらない状態のことを示しています。

 

稀に発作が起きても気管支拡張薬で治る程度

もし心理的な原因によりまた喘息の発作が起きてしまっても、気管支の炎症が日常的に起きていなければ、気管支拡張薬を使用するのみで症状は改善できます。これを喘息が治ったと判断すると良いでしょう。

 

喘息の発作を起こす思い癖は簡単に取りのぞくことはできないため、心理面の変化によりまた発作が起こる可能性はゼロではありません。しかし、気管支の炎症が慢性的ではないなら、より簡単な治療にて症状を取り除くことができます。

 

気管支の炎症を調べる

気管支の炎症度合いを調べるのが、最も確実な判断材料となります。痰を調べるとその中に好酸球という物質が多いと、気道の炎症が強いと判断します。この物質が多いと気道を刺激するためです。

 

また、検査しなくても風邪をひいたときに喘息の発作も同時に起こるかで、自分でも気管支の炎症度合いがわかるようになります。何年も喘息の発作が起こらず、さらに風邪をひいても喘息の発作が起こらないようであれば、気管支の炎症は既に治まっているからです。

 

逆に喘息の発作が起こるほどではないが、気管支に炎症が見られ過敏になっていると、風邪をひいたキッカケで喘息の発作が起こりやすくなります。

 

喘息が治るとは炎症が取れること

喘息のガイドラインにも喘息は気管支の炎症をコントロールすることが重要だとされています。ガイドラインでの治療は吸入ステロイドによりコントロールさせるのですが、これを長期間続けていると炎症が抑えられ、日常生活を普通に送っていても喘息の発作が起こりにくくなると考えられています。

 

しかし、この方法だと吸入ステロイドの使用を止めると、また気管支の炎症がぶり返すことも少なくありません。それでは完治したとはいいにくくなってしまいます。

 

喘息を患っている方にとって完治とは、吸入ステロイドで気管支の炎症を長期間続けている内は完全とはいえないのではないでしょうか。それよりも薬をできるだけ使わず、気管支の炎症を取り除く方法を知るほうが有効だと感じるはずです。

 

・ 自律神経のバランスを改善する
・ 喘息の発作を起こす心の問題を改善する

この2つを実践するだけでも、薬をまったく使わなくても気管支の炎症はコントロールできるようになる場合もあります。喘息とは自律神経失調症と心身症の問題が組み合わさったようなものだからです。

 

吸入ステロイドの使用では自身の副腎をなまけさせ、自分で喘息を改善するためのステロイドホルモンを作り出すことができなくなってしまいます。特に長期的にステロイドの飲み薬を利用していた方などは、既に副腎の機能が低下し元に戻らない人もいます。

 

薬では予防しかできない

喘息のガイドラインの治療方法で使う薬では、喘息の予防しかすることができません。

・ 気管支の炎症を抑える
・ リモデリングを予防する
・ 喘息死を無くす

これらの意味が強くなります。気管支の炎症を何度も繰り返すと、リモデリングという状態となり、気管支の壁が厚くなるため、発作が起きていなくても呼吸がしにくくなる場合があります。これは最低でも予防しなければならないことのため、喘息のガイドラインでは気管支の炎症をコントロールすることに重点を置いています。

 

しかし、この方法だと一生薬を使いコントロールすることを選択しなければなりません。喘息が治らないといわれる所以はこのためで、ガイドラインでの治療はコントロールする以上のことは対処することができないからです。

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