小児喘息は大人になるに従い治る事があります。
小さいころに症状を酷くさせなければ、大人になったときに症状が安定する事も多いのです。
小児喘息であっても、体を強くしたり、アレルギーを抑えるようにすれば、軽度で済みそのまま治る事もあります。
重症である場合でも、適切な治療を受けて、それ以上進行させなければ、治る可能性もありますから諦めずに治療を続けてください。

では、小児喘息の治療方法について説明します。
小さいころから身体を強くしておくと、免疫力が高くなり、風邪予防や喘息の症状を酷くしないで済みます。
皮膚への刺激を与え、気道の敏感性を改善させます。
子供は少しぐらい薄着の方が良く、あまり厚着をさせすぎると、温度変化に弱くなってしまいます。
子供は大人より体温が高く、大人より耐寒温度も違っています。
大人が少し寒いくらいの気温でも大丈夫で、大人より1枚薄着でも良いのです。
また、室内の温度は暖房の温度を上げすぎないようにして、大人が1枚多くきるようにすれば良いのです。

腹式呼吸は肺を鍛える事に繋がります。
子供は口呼吸になったり、胸で呼吸をしてしまう事が多いので、肺の筋肉を鍛える為に腹式呼吸をマスターさせましょう。
腹式呼吸が出来る習い事でも良いですね。
運動でも腹式呼吸が出来る方法もいくつかあります。
喘息があるからといって、運動をさせなければ、ますます身体が弱くなってしまいます。
水泳では湿度がある環境ですから、運動による喘息の発作が起こりにくいのです。
運動を行ったり、激しく動いた時に発作が出る子供は、無理に走らせるより、水泳をやらせた方が良いです。
激しく走るサッカーのようなスポーツは向いていません。
しかし、喘息の子供でもサッカーを行っている人は回りにたくさん居ますし、症状がそれ程酷くなければ、身体を鍛える為にサッカーをやらすのも良いと思います。
サッカーを続けていくうちに、症状が安定してきた子供も知っています。
ぜんめい、呼吸困難などが出ているときには、無理にスポーツをさせないでください。
運動を行って発作が起こりやすい子供は、軽い運動から初めて徐々に慣らします。
喘息があることを必ず指導者に伝え、少しずつ慣らしていくのが良いのです。
スポーツ全般に言えることですが、肺機能が強化され、皮膚の鍛錬にも繋がります。
精神面でも強くなる事ができるので、ストレスによって発作が起こりやすい子供にも良いです。
運動はストレス解消にもつながり、集団行動や目標を持つ事で、ストレスに打ち勝つ強い心を育てられます。

親の元で甘やかすのではなく、離れたところで自立心を育てるようにします。
また、運動による発作が起こりやすい場合は、予め気管支拡張薬を利用しておき、発作を予防すれば運動も続けられます。
中には喘息専門の運動教室もあります。
喘息だからといって親が心配しすぎる必要はなく、うまく喘息と付き合う方法を見つけてあげてください。
少しずつですが、身体を強くしていけば良いのです。