週末になると喘息の発作が起こってしまう人が居るようです。
喘息と発作には、副交感神経が関係していることが多いのですが、平日は仕事をしていて交感神経が働きやすいのに、週末になると気が抜けて副交感神経が働きやすいのではないでしょうか。

副交感神経というのはリラックスしている時に優位に働いています。
逆に仕事をしている時、緊張している時などは交感神経が優位に働いています。
副交感神経が働くとリラックスしたり、呼吸がゆっくりとなったりします。
逆に交感神経の場合では、脈拍が速くなって呼吸も荒くなっています。

人の体は交感神経と副交感神経によってバランスが保たれていますが、気管にも影響を及ぼしています。
副交感神経→気管が狭くなりやすい
交感神経→気管が広くなりやすい

喘息の発作が夜中〜朝方にかけて起こりやすいのも、副交感神経が優位になっている時間帯だからです。
週末に喘息の発作が起こってしまうのも、自律神経である副交感神経が優位に働きやすいというのも、理由の一つなのでしょう。

喘息治療薬には自律神経である交感神経に働きかける薬もあります。
気管支拡張薬などは交感神経に働きかける事ができ、気管を広げる働きがあるようです。

つまり、喘息を起こさないようにするためには、交感神経を優位にすると良いわけですね。
交感神経を刺激することが出来る、コーヒーなどに含まれているカフェインも、喘息に良いと言われています。

薬で交感神経を刺激する方法は、副作用などがちょっと怖いですが、カフェインでしたら効き目が穏やかなため副作用も少ないと思います。
ただし、カフェインの摂り過ぎになると、カフェイン中毒になって体に悪影響を及ぼす事もあるようです。

喘息の発作が起こるのは、一種の自律神経の働きの乱れからなのかもしれませんね。
冷え性があったりして、自律神経の働きが乱れている人も多いようです。
冷え性は自律神経の働きが乱れていて、体を温める事ができていないからです。

週末に喘息の発作が起こりやすい人は、自律神経の働きを良くするための健康法などを行なってみるのも良いと思います。