喘息の咳と他の病気
喘息の症状として「咳」があります。
喘息を持っている人は、気管支に刺激を受けると咳が出やすくなっています。
例えば、冷たい空気を吸い込んだとき、アレルギー物質を吸い込んだときなどです。
喘息が起こる理由
芳香剤、花火の煙、タバコの煙、塩素系の洗剤、塗料、排気ガスなどでも咳が出ることがあります。
咳という症状は、元々気道に入り込んだ異物を喉の方に運ぶために起こる症状です。
異物が入ると痰がでたり、咳をしたりして異物を入り込ませないようにしています。
咳がでる原因は主にアレルギー物質が入り込んだときに起こります。
その人によってアレルギー物質は異なりますが、ダニの死骸やホコリなどに反応する人が多くなっています。
喘息の咳は症状が軽い状態から思い状態まで続きます。
喘息の喘鳴や息切れがそれ程強くなくても、咳が頻繁に出るようなら、気管支が過敏になっているので治療を受けた方が良いです。
また、重症化しているときの咳も、同様に気管支の炎症を取り除く治療が必要になります。
咳がでる「せきぜんそく」とは?
咳が出る病気では、喘息のほかに「せきぜんそく」と呼ばれる病気もあります。
喘息のように咳が出ますが、喘鳴が起こったり、痰が出たりすることはありません。
咳のみが続き、咳は乾いています。
一見風邪かなと思う事もあるようですが、抗生物質を飲んでも良くならず、長期的に咳が続いてしまいます。
せきぜんそくも気管支の炎症を取り除く治療を行います。
せきぜんそくも喘息も、気管支が過敏になって炎症を繰り返している状態です。
また、咳が出るときは、喘息、せきぜんそく、肺気腫、慢性気管支炎、肺癌など他の病気も考えて詳しい検査を行った方が良いでしょう。
一般的には咳は風邪と判断するのですが、長期的に続いているなら、原因を詳しく調べた方が良いです。