喘息の改善のための自然な治療方法と薬の副作用の関係について

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気管支拡張薬の使い方

喘息の治療薬として「気管支拡張薬」が利用されます。
狭くなっている気道を開き、呼吸を楽にして、痰を出しやすくします。

 

発作が起こっているときには、呼吸困難が起こって辛くなりますから、その症状をいち早く取る必要があるのです。
気管支拡張薬は気道を開くという作用になります。
喘息を治療する薬ではありません。


気管支拡張薬での炎症治療は無理

気管支の炎症を治す薬ではありませんから、気管支拡張薬を使っても、まだ気管支に炎症が起きていることになります。
一時的に症状が治まっているように思えますが、実は気管支には炎症が残り、刺激が与えられればまた発作が起こってしまいます。
それ程喘息の症状が酷くない場合、頻繁に喘息の発作を起こさない場合では、気管支拡張薬のみで治療する事もあります。

 

しかし、何度も発作を繰り返していれば、気管支の炎症を取り除く治療が必要になります。
どのくらいの頻度で発作を起こすのか、風邪をひいたときのみに軽いぜんめいがある程度なら、風邪の治療と気管支拡張薬のみで治療する事もあります。

 

気管支拡張薬は動悸がしやすい

気管支拡張薬を使うと、心拍数が増え、ドキドキと鼓動が早くなるのが分かります。
動悸がするようでは、心臓に負担がかかってしまいますから、薬の量を調節しなければなりません。

 

多少ドキドキする程度では、気管支拡張薬で起こる症状ですから、それ程心配する必要はありません。
気管支拡張薬には、吸入タイプや飲み薬のタイプがありますが、発作のたびに吸入を何度も使っていると、心臓に負担がかかり酷ければ死亡してしまう事もあります。

 

喘息で死ぬ人が居ると言われますが、気管支拡張薬の使い方を間違っている場合に、心臓に負担をかけたためとも言われてます。
実際は喘息で死ぬ人は少ないようです。

 

その人の体の大きさに合わせた量を守るようにします。
特に吸入器の場合では、何度も使ってしまいますから、気をつけます。
1日になんども繰り返して使わなければ辛い時には、気管支の炎症が酷くなっている証拠です。

 

吸入後は楽になりますが、炎症はどんどん酷くなって、入院するくらい酷い状態になってしまいます。
気管支拡張薬は喘息を治すものではない事を知りましょう。

 

私も昔は、苦しくなったら気管支拡張薬の吸入を利用していました。
1日に何度も使うことがあり、その内気管支拡張薬も効かなくなって、大発作を起こしていました。

 

心臓に負担が少ない気管支拡張薬

最近では心臓に負担がかかりにくい気管支拡張薬もあります。
良く子供に使われるのが、皮膚にシールを貼る「ホクナリンテープ」です。

 

家の子供にも処方された事がありますが、これで本当に効くのか?という薬ですね。
しかし、れっきとした気管支拡張薬で、皮膚から吸収されて徐々に薬が効くようになっています。

 

また、点滴で利用されるのは「テオフィリン薬」です。
静脈注射で時間をかけて薬を入れますし、水分を一緒に補給できるので症状が楽になります。
しかし、濃度を気をつけなければ、嘔吐や動悸・不整脈などが起こる可能性があります。
通常は医師の医師時の下利用されますから、問題ないでしょう。

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