自律神経の乱れと喘息について
私は自然治癒力で喘息が治せれば良いと思っています。
自然治癒力とは人が持っている力で、自然に病気を治す生命力の源でもあります。
人は知らないうちに健康を保とうとしており、体の温度を一定に保ったり、ホルモンを働かせたり、病原菌から体をまもったり、傷ついた細胞を修復したりしています。
この働きは自然と行われるもので、人が意識を行っているわけではありません。
自律神経と免疫の働きとは
喘息と関係がある自律神経
具体的には、人が体温を一定に保つ働きで、外気温が変化しても体の熱を放出したり熱を閉じ込める事によって体温を保っています。
また、水分を多く飲みすぎた時には、汗や尿として水分を排出しますし、水分が足りなくなれば喉が渇いて水分を補給しようとします。
人の体の多くは水分で出来ていますから、水を一定に保つ役割は重要です。
他には血液を上げたり下げたりなどの働きも全てホルモンが関係してきます。
自律神経である交換神経と副交感神経がうまく働いてこそ、人の体は健康を保っていられます。
病気になるときにはこの自律神経の働きがうまく行っていない事が多いのです。
交換神経は興奮したときや体を動かしている時に働きます。
副交感神経はリラックスした時に働き、寝ているときやくつろいでいる時です。
喘息では副交感神経が働きすぎの時に、発作が起こるといわれています。
健康で居られるには、バランスが重要となってきます。
一方のホルモンが過剰に働きすぎると喘息などの病気を引き起こしてしまうのです。
自律神経はバランスが大事
副交感神経が働きすぎるとリンパ球が増え、アレルギー疾患になりやすいといわれています。
逆にアレルギーになりにくいのは顆粒球が増えてしまった時です。
顆粒球は交換神経が過剰に働いたときに多くなり、ガンになりやすい体質へとなってしまいます。
アレルギーを持っている人は、ガン体質の人とは体質が全く逆の為、ガンになる事はありません。
ガンになる方が良いのか、アレルギーになる方が良いのか。
出来ればどちらもならない方が良いですね。
ホルモンのバランスが乱れることは、様々な病気を引き起こすのです。
人に自然と備わっている自然治癒力には、自律神経の働きだけではありません。
細菌などから体を守る免疫機能にも関係しています。
風のウイルスなどから体を守り、微生物やがん細胞などの増殖を防いでいます。
また、細胞に損傷が起きても自己治癒力によって治す事が出来ます。
喘息と関係が深い自然治癒力は、自律神経の働きを正常にする事が必要となります。