喘息の改善のための自然な治療方法と薬の副作用の関係について

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好酸球と気管支喘息

 

好酸球と気管支喘息は密接な繋がりがあります。
好酸球は肥満細胞の中にある物質なのですが、簡単に説明すると免疫システムの一つです。
白血球の一つで、喘息の患者さんに多く見られます。


好酸球とは?

好酸球はアレルギーが起こると良く増えることがわかっていて、アレルギー方の喘息を持っている方に見られます。
気管支の炎症が酷いのかという事も、血液の中の好酸球を調べれば分かるようになっています。
気管支が炎症を起こしていると、好酸球が増え、気管支などの周辺にも多く存在しています。

 

喘息の症状が落ち着いていて、見た目は普通でも、血液検査を行って好酸球が増えていれば、炎症が進んでいる可能性はあるのです。

 

ステロイドを利用して炎症を抑える治療がうまくいっていると、好酸球の数は減少しています。
勝手にステロイドを止めてしまうと、好酸球の数が増えてしまって、気管支の炎症がまた進んでしまう事があります。
だから、喘息の治療は勝手に途中で止めない方が良いと言われるのでしょう。

 

好酸球は免疫機能のひとつ

好酸球とは白血球の一つだと説明しましたが、白血球は免疫システムで体を守っています。
細菌などが入り込んできたら、攻撃して体を守っているのですね。

 

しかし、アレルギーを持っている人は、好酸球が増えてしまう傾向があり、気管支の粘膜を攻撃してしまうようです。

 

好酸球に攻撃された気管支は、気管支を取り巻く平滑筋という筋肉が太くなってしまいます。

 

この筋肉が太くなる事で、気管支が圧迫されて狭くなってしまい、空気の通り道が狭くなります。
喘息の治療では、アレルギーを抑える薬を服用する事がありますが、好酸球を減らして発作を起こりにくくするという治療なのですね。

 

ステロイド吸入器にも、好酸球を減らす作用があり、炎症を抑えて発作を起こりにくくすることができます。

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