小児喘息の症状は、大人とは異なる事があります。
小児喘息の場合では、大人より症状が軽い事が多いですし、また子供は元々気管支が狭い事もあり、風邪などで喘息のような症状が起こる事があります。

数回ほど、ぜーぜーという症状があったとしても、直ぐに喘息ですという診断が下りる事は無いと思います。
喘息体質かも？とは言われますが、一概に喘息とは限らないわけですね。

小児喘息の症状としては、ぜーぜーという音がして、呼吸困難を訴えます。
赤ちゃんの場合では、ぜーぜーという音がしたり、泣く事で気が付く事もあります。
症状が酷くなって、呼吸困難が強くなってくると、肩で息をしたり、みぞおちが呼吸のたびに凹むという症状が現れてきます。
こうなってくると、呼吸も辛い状態です。

小児喘息が起こるケースとしては、風邪が誘発する場合、ホコリやペットの毛を吸った時というケースもあります。
激しい運動を行って呼吸困難を訴える場合では、小児喘息と言えると思います。
冷たい空気を一気に吸うと、気管支が冷やされて発作が起こりやすくなります。

小児喘息は低年齢化が進んでいて、赤ちゃんから発症するケースもあるようです。
多くの場合は、親から受け継いだ遺伝が問題な事が多く、親がアレルギー体質や喘息である事もあります。
両親共に喘息を持っているケースでは、子供にも小児喘息が発症する割合は非常に高くなっています。

また、家庭の環境でも喘息を起こす可能性があります。
例えば、喫煙の習慣がある家庭です。
タバコの煙が気管支に炎症を起こさせて、小児喘息になってしまう事も。
アレルギーが原因と言うより、タバコの煙が原因なので、親が禁煙を行うことで改善するケースもあります。

小児喘息の症状は、体が成長するに従い落ち着いてくると言われています。
一部に喘息に移行するようですが、半分くらいの割合が完治するとも言われています。
まだ体がしっかりと出来ていなく、気管支に炎症を受ける何らかの影響が合った可能性もあります。

大人になって気管支の機能もしっかりしてくると、影響を受けにくくなって、喘息に移行しないケースもあるようです。
大人の喘息というのは、中年くらいになってから発症するケースが多いです。
タバコなどの影響だったり、職業柄ガスを吸い続ける人が、どんどん肺に有害物質が蓄積されて喘息になります。