適切な治療を行っていても、発作が起こる事があります。
また、日頃から喘息の管理ができていなければ、発作が急に起こる事も考えられます。
発作が起こったときには、どのように対処して良いか知っておきましょう。

軽い発作の場合の治療方法

軽い発作の場合では、多少の呼吸困難はありますが、横になって眠る事ができます。
気管支拡張薬を利用すると症状が治まってくるので、利用します。

 

普段喘息の治療を行っていなかった人は、気管支拡張薬があれば利用する事で発作が収まる事もあります。
普段からきちんと治療を行っていたにも関わらず、軽い発作が起こった場合でも、気管支拡張薬の利用で収まることもあります。
気管支拡張薬の飲み薬があれば、服用します。

 

それでも症状が治まらなければ、軽度ではなく炎症が酷くなっている可能性があります。
夜中でも救急外来を訪れて、適切な治療を受けます。

 

中度の発作の場合の治療方法

中度の発作の場合では、横になって眠る事ができません。
据わった状態で無ければ、呼吸が辛い状態です。

 

本人も辛いと思いますし、この状態では歩いて移動する時にも呼吸が辛いと思います。
早急に病院で点滴を受ける必要があり、夜中でも救急外来を訪れるようにします。
発作は点滴を利用する事で、多少改善できますが、翌日に日常生活に支障が無いくらい回復するとは言い切れないため、翌日に病院に行った方が良いでしょう。

 

大発作が起きた場合の治療方法

大発作が起こった場合では、歩く事もできず、会話さえもできない状態です。
呼吸がかなり辛く、据わった状態でも辛いと思います。

 

緊急に治療が必要ですから、救急車を呼んでください。
自力で病院まで移動する事は困難です。

 

更に症状が酷くなると、チアノーゼが見られ、命の危険性が伴います。
場合によっては呼吸が止まってしまう事もあるので、早急に対処することが必要です。

 

通常は命の危険性が伴う以前に、本人が辛くて病院を受診する事になりますが、急に大発作が起こる事も考えられます。
また、普段から気管支の炎症の治療を行っていれば、大発作にまで発展する事はありません。

 

命の危険性を伴わないためにも、日頃から治療を行い、体調の管理をしてください。
日頃からピークフロー値をつけていれば、このような大発作になるまえに、自分でも気が付く事になります。