喘息の改善のための自然な治療方法と薬の副作用の関係について

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喘息とは?

喘息とは?もう一度喘息についておさらいしてみましょう。喘息を患っている人でも、この病気の具体的な詳細について知らない人も多いようです。喘息とは正確には「気管支喘息」と呼びます。子どもの場合は「小児喘息」と呼んでいます。またはひらがなで「ぜんそく」と書かれていることも多くなっています。

 

その文字からみてわかるとおり、「喘」はあえぐとも呼び呼吸が辛くなる病気のことで、「息」が苦しくなります。この病気は症状が似ていることから気胸などとも勘違いされる方もいるようですが、喘息は気胸とは異なり長い間息が苦しくなる病気です。気胸なら肺に穴が空いている病気のため手術すれが完治しますが、喘息は様々な要因が絡み合っているため、完治するのが難しい病気だともいわれています。

 

また、心臓病による呼吸困難とも症状が似ていますが、喘息は肺や気管支の問題があるもので、心臓とは無関係の病気です。

 

なぜ息が苦しくなる?

息が苦しくなるのは気管支の通り道が狭くなり、空気の出し入れができなくなるからです。気道や気管支が収縮してしまうと、肺に酸素が届けられず患者さんは息苦しさを感じてしまいます。

 

気管支が収縮すると様々な症状を引き起こします。

喘鳴(ぜいめい)

ゼーゼーと呼吸のたびに気管支が音を出します。これは気管支が収縮している証拠で、痰などが溜まり呼吸すると音がするためです。音がしない場合でも聴診器を当てると喘鳴を確認することができます。この音は息を吐く際に音がします。

 

咳が出る

気管支が収縮して痰が出にくくなるため咳が出ます。咳をして痰が上手く出てくれれば良いのですが、気管支が狭くなると上手く出すことができず本人は息苦しさを感じます。気管支を拡張する薬を使うと痰は出やすくなります。

 

痰は透明のことが多い

喘息のときに出る痰は無色透明です。黄色に変化した場合は細菌感染を伴うもので、風邪などウイルスなどに感染しているといえます。通常は透明な痰を出します。

 

息苦しさ

気管支が狭くなるため息苦しさを感じます。この症状は短期的なものであったり、長期間続く場合などがあります。喘息にかかったばかりの人の場合は風邪をひいたときなど一時的な発作のみで済みますが、何度も発作を繰り返しているとずっと息苦しいと感じる人もいます。

 

喘息の喘鳴と発作の強さ

音がすれば症状は軽い、本人の息苦しさは少ないなどといったことはありません。指で測る酸素濃度は正常なのに、本人は息苦しいと感じることもあります。気管支が慢性的に腫れていればそれだけ空気の通り道が狭くなり、喘鳴さえもしなくなったりします。

 

最初は動ける程度の息苦しさ程度だったのが、次第に座っている状態でも苦しくなり、最終的には横になれない程症状が強くなります。この状態になれば歩くことも困難で、トイレに行くのもかなり辛くなります。この状態では明らかに病院を受診する必要があります。トイレに行けないほど、歩けなど程強いなら大抵は入院して治療していきます。

 

さらに重症化すると唇が紫色になりチアノーゼを確認します。明らかに酸素濃度が足りていない状態で、最悪の場合は窒息死します。このときの苦しさはかなり辛く、殆どのケースではチアノーゼが出るまで放置することは困難です。

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