喘息の改善のための自然な治療方法と薬の副作用の関係について

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喘息は適応障害のひとつなのか?

喘息は適応障害のひとつだともいわれています。その理由は喘息は気管支の炎症やアレルギー体質だけでなるものではないからです。心の問題が取りのぞかれないと、なかなか喘息をコントロールさせることは難しくなります。

 

適応障害になると自律神経失調症や心身症などを伴うことがわかっています。一種の心因性による体の不調です。うつ病とは違うのは身体に異常が出るのが特徴で、治療には診療内科を受診する必要があるとされている点です。

 

うつ病の場合はセロトニンなどが減少し脳の機能が正常に働いていないことが判明しているため、薬物療法にて成果をあげることができる場合があります。しかし、適応障害の場合はストレスが原因で身体的な症状を起こすため、治療には心理療法が求められます。薬物療法を利用し安定剤・抗うつ剤などを利用するのは根本的な治療にはなりません。

 

自律神経を鍛えると心の問題も解消しやすい

自律神経が整っている人ほど、精神的なストレスにも強いといわれています。自然と副交感神経を優位にできれば心拍数が少なく心も落ち着いていきます。逆に仕事中など活動している際にはちゃんと交感神経が働いて戦うホルモンが分泌しなければなりません。

 

子どもの頃にしっかりと交感神経、副交感神経を使っていかないと、このスイッチの切り換えも上手くいかないため、精神的なストレスをコントロールできない人に成長する可能性があります。

 

心の問題は思い込みも大きい

病は気からという言葉があるように、人の思い癖というのは病気さえも招いてしまいます。例えばプラシーボ効果というものがあります。治験などでよくみられるもので、1人には効果がある薬品を混ぜて飲ませ、もう1人にはビタミン剤を混ぜておきます。両方の人には効果がある薬を混ぜていると知らせておくと、2人とも同じように薬が効いたように感じることがあります。

 

このように喘息の人は気持ちにも左右されやすく、ささいな心の癖でも喘息発作を起こすことがあります。一度発作を起こしたことがある物質をみただけで喘息が起きるようになるなどです。本当はたまたま喘息の発作が起こる環境が整っていただけで、その物質にはとくにアレルギーが無くても心理的な作用で発作が起こるように変わります。

 

気が張っているときより緩んだときが危ない

喘息は副交感神経が優位になった際に発作が起こりやすくなる病気のため、気が張っているときにはそれほど発作は起こさないのに、物事がひと段落したような気の緩みで発作が出ることが多くなっています。

 

そのため旅行中など交感神経が優位になっているときは起こりにくいのですが、帰宅して気が緩んだと単に発作が出ることも少なくありません。

 

心因性は吸う息が苦しい

通常喘息というのは息を吐くのが辛い病気です。そのため本人も息を吐くほうが辛いはずなのに、息を吸うほうが辛いと感じる人もいます。心因性の原因が隠れている人にはこの症状を感じる人が多く、何らかの心理的なストレスが影響しやすい体質だと判断することができます。

 

私も比較的吸う息のほうが辛いと感じるほうです。もともと神経質で小さな変化にも敏感に感じるほうで、環境が変わると眠れなくなったりします。生活のリズムが乱れたり、大きな節目などでも心に大きな変化を感じることが自分でもわかるタイプです。

 

このように心因性の原因が大きく関わっている場合、気管支の炎症だけをコントロールしても治療は上手くいきません。それよりも心の変化による影響をできるだけ取りのぞいたり、対処できるよう変えていく必要があります。スポーツを通し自律神経を鍛え、心と体と同時に鍛錬していく方法もおすすめです。

 

心が弱い人ほどスポーツが苦手だったりしないでしょうか?

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