喘息の改善のための自然な治療方法と薬の副作用の関係について

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喘息の治療薬主な3つ

今まで喘息を完治させる方法をお伝えしてきましたが、喘息の体質を持っていると一生発作が起こらないとは言い切れません。体質改善により喘息のもとを経つことができても、喘息は精神的な不安からも影響を受けやすいからです。そのため体質改善をしても絶対に発作がでないとはいえませんから、自分でも喘息の発作が出たときの薬の使い方は知っておくようにしましょう。

 

交感神経刺激薬

アドレナリン系の喘息薬で吸入や飲み薬で使用します。サルタノールインヘラーなどが代表的な薬で、私も何度も使用したことがあります。気管支を拡張する薬で即効性がありすぐに呼吸が楽になるのですが、その代わり使いすぎると心臓に負担がかかり、気管支の炎症を抑える方法ではないためまた発作が起こりやすいデメリットがあります。

 

ただし急に息が苦しくなった際の対処法としては使いやすい薬です。初期によく効く薬として処方されることがありますが、最近は予防に繋がらなく間違った使い方で副作用が出やすいため、このタイプの吸入薬を処方しない医師もいるようです。

 

初期にはよく効くのですが、重症化するとあまり効果が得られません。そのため薬の量がどんどん増えてしまい、最終的には重症化してしまう恐れがある注意の必要な薬です。

 

私は喘息にかかった頃はよく使っていましたが、副作用が怖くて今はまったく使っていません。最初はよく効くから使用していても、炎症が取り除かれずどんどん発作は強くなるように感じました。これを使った直後は呼吸が楽になるため治ったと勘違いしやすく、私自身この薬で何度も重症化する思いをしました。個人的に怖いのは気管支を拡張させる吸入薬のほうです。

 

子どもに使用することがあるホクナリンテープも交感神経系刺激薬の一種です。テープや飲み薬の場合使いすぎることはないため問題ないとは思いますが、吸入の場合はついつい使用限度を超えて使用したくなってしまうものです。規定量を使っても発作がおさまらないときは、喘息がひどくなっていると判断してください。

 

吸入ステロイド薬

今、喘息の治療の主流となっているのがこのタイプの薬です。ステロイド薬を吸入することで気管支の炎症を取り除きます。気管支を拡張する薬とは異なり、気管支の炎症の治療する薬ですから、これを使っていれば重要化することを防ぐことができます。

 

ただし発作が起きてから使用しても即効性は得られません。そのため長期間毎日続けなければならない薬です。喘息でこの吸入ステロイド薬を使ったことがある方ならわかりますが、毎日365日続けるのは意外と面倒です。治ったと思い止めてしまうと、また気管支の炎症がぶりかえし発作が起こることもあるため、本来は医師の指示があるまで治療を続けます。

 

フルタイド、パルミコートなど粉末状の薬を吸入器にセットし、息を吸い込んでパウダー状のステロイド薬を気管支に届けます。ステロイド薬といっても全身に作用しにくく、気管支のみの局所性のため副作用は少ないと考えられています。

 

うがいをしないと口にカビが生えやすくなります。かすれ声などの副作用も見られることがあります。

 

副腎皮質ステロイド薬

これは飲み薬のステロイド薬です。即効性で改善する効果が最も高く、重症化した際にはこの薬が使われることがあります。ステロイド薬ですから当然副作用があります。使用は重篤な症状がでた際のみに留め、日常生活は吸入ステロイドで炎症を抑えるのが理想です。

 

骨粗しょう症や肥満などの副作用が報告されています。また長期間飲み続けると副腎が機能低下することがあり、自身でホルモンを作ることができなくなります。プレドニゾロンなどの薬が利用されています。以前は長期的に飲み続け副作用を抱える方も多かったようですが、今は吸入ステロイド薬があるためコントロールされていれば使う必要はありません。

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